外観検査で変色や酸化が疑われる電子部品のはんだ付け試験サービス組み込み開発ニュース

コアスタッフは、「電子部品はんだ付け試験サービス」の提供を開始した。外観検査で変色や酸化が疑われる電子部品を対象に、専門スタッフが実際にはんだ付け試験を実施し、はんだのぬれ性を評価、判定する。

» 2025年07月25日 14時00分 公開
[MONOist]

 コアスタッフは2025年7月4日、「電子部品はんだ付け試験サービス」の提供開始を発表した。基本料金は1ピンまで3万円、2ピン目以降は1ピンごとに800円が追加となる(いずれも税込)。

 同サービスは、外観検査で変色や酸化が疑われる電子部品を対象に、コアスタッフ解析センターの専門スタッフが実際にはんだ付け試験を実施。はんだのぬれ性(はんだの付着状態)を評価し、判定する。

キャプション はんだ付け試験により使用可能と確認された事例[クリックで拡大] 出所:コアスタッフ

 サービス対象となる製品は、同社が運営する半導体、電子部品の通販サイト「CoreStaff ONLINE」から調達した部品のうち、同社が設定する特定仕入先ランクがBおよびCランクの生産中止品。解析センターの抜き取り検査で、変色または酸化が確認された部品が対象となる。

 製品ライフサイクルが短期化し、電子部品や電子機器関連の製造現場では生産中止品の部品を調達する機会が増加している。それに伴い、同社には「部品に変色、酸化が見られるが、使用可能か否かを自社で判断するのは難しい」という相談が多く寄せられていた。

 同サービスは、購買や品質保証に関する製造現場の不安と作業工数を軽減し、製品の安定供給に向けた解決策になることを目指す。なお同年9月末まで、同サービスを無料で提供するキャンペーンを実施する。

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