これで流速分布が得られました。速度分布をグラフにすると図4となります。
連載第9回で紹介した映像を再掲します(動画1)。これは「クエットの流れ」に相当すると思います。クエットの流れの式を使うと、油潤滑すべり軸受の摩擦トルクや摩擦動力を求めることができます。「ペトロフの式」として有名です。
それでは、流量を求めましょう。積分すればいいですね(式14)。
uw=0のとき(ポアゾイユの流れ、図4左図)の最高速度umaxは式15です。
平均流速をumとすると、式14においてuw=0として、流量は式16で表されます。
このとき平均流速は式17となります。
式15を式17で割り算すると、平均流速と最大流速の関係は式18となります。
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