モノづくり技術者たちの挑戦――AI記者がオススメするGWに読みたい記事【3選】AI記者がまとめるモノづくりトピックス

GWのひとときにじっくりと味わいたいモノづくりの話題を3つ厳選した。連休中の移動時間や隙間時間に、発想力を刺激する読み応えたっぷりな記事はいかがだろうか。

» 2025年04月26日 10時00分 公開
[MONOist]

 GW(ゴールデンウイーク)のひとときに、じっくりと味わいたいモノづくりの話題を3つ厳選した。カシオ計算機の「G-SHOCK」に採用された新素材バンド開発の舞台裏、自動で歯磨きを行うロボットの開発秘話、そしてBoston Dynamics創業者が語るロボット開発の本質――。それぞれの現場には、常識を疑い、未来を切り開こうとする技術者たちの真摯(しんし)な姿がある。連休中の移動時間や隙間時間に、発想力を刺激する読み応えたっぷりな記事はいかがだろうか。

【1】G-SHOCK基準を満たす“金属調の樹脂バンド”はこうして生まれた

 G-SHOCKの新シリーズ「FINE METALLIC SERIES」では、新開発の「タフシリコーンバンド」が初めて採用された。見た目はまるでメタル(金属)のようだが、実際には金属調の蒸着処理が施された樹脂製バンドである(詳細はこちら)。

金属バンドのような見た目だが、通常の樹脂バンドのようにしなやかに曲がる「タフシリコーンバンド」 金属バンドのような見た目だが、通常の樹脂バンドのようにしなやかに曲がる「タフシリコーンバンド」[クリックで拡大]

 このバンドは、もともと別々に進められていた「金属調の樹脂バンドの実現」と「装着性と耐摩耗性の両立」という2つの開発テーマが、偶然にも1つに合わさったことで誕生したという。

 長年同社が構想してきた「G-SHOCK基準を満たす金属調の樹脂バンド」はどのようにして実現できたのか――。製品開発に携わった各担当者の話から、技術課題の克服に向けた諦めない姿勢、より良い製品/これまでにない製品を世に送り出したいという熱い思いが伝わってくる。

【2】手磨きからロボット磨きへ――口腔ケアの未来に挑むGenics

 早稲田大学発のスタートアップであるGenicsが開発した「g.eN(ジェン)」は、口にくわえて片手で本体を支えながらボタンを押すだけで、歯磨きと口腔マッサージが行えるロボットだ。手を大きく動かす必要がなく、従来の歯ブラシの「手で磨く」という発想を根底から覆す(詳細はこちら)。

Genicsが開発した全自動口腔ケアロボット「g.eN」。重量は約300gで手持ちサイズに収まっている Genicsが開発した全自動口腔ケアロボット「g.eN」。重量は約300gで手持ちサイズに収まっている[クリックで拡大] ※撮影者:越智岳人氏

 g.eNは“機械が歯列に合わせて動く”ことで、自動的に上下の歯を磨く仕組みを実現し、歯の裏や歯茎と歯の隙間も磨ける。口にくわえるスタイルのため、手で歯ブラシを握って磨くという行為そのものが困難な高齢者や障害のある人々、その介助者にとっても大きな助けとなる。

 従来の歯ブラシとは一線を画すg.eNの特長や開発の舞台裏、今後の展望などについて語るGenics 創業者の栄田源氏の言葉から、ロボット技術を活用した口腔ケアの大きな可能性を感じることができる。

【3】Boston Dynamics創業者からのメッセージ

 Boston Dynamicsの創業者として知られるMarc Raibert(マーク・レイバート)氏が自身の歩んできたロボット開発の歴史とその本質について、「3DEXPERIENCE World 2025」の基調講演で語った(詳細はこちら)。

「3DEXPERIENCE World 2025」のステージに登場した四足歩行ロボット「Spot」(中央)とマーク・レイバート氏(右) 「3DEXPERIENCE World 2025」のステージに登場した四足歩行ロボット「Spot」(中央)とマーク・レイバート氏(右)[クリックで拡大]

 1992年にBoston Dynamicsを創業し、四足歩行ロボット「BigDog」や「Spot」、ヒューマノイド型ロボット「Atlas」などを手掛けてきたレイバート氏は「ロボット開発にはハードウェアとソフトウェアの統合が不可欠だ」と強調。さらにヒューマノイド型ロボットの開発においては、見た目の模倣ではなく、「知性」「状況理解」「コミュニケーション能力」といった要素を備えるべきだと訴える。

 現在、レイバート氏は新たに設立したRAI Instituteにおいて、「Watch-Understand-Do(観察/理解/実行)」というアプローチの下、人間がタスクをこなす様子を観察し、そこから必要なスキルを理解/学習して、実行するロボットの研究開発に取り組んでいる。レイバート氏のロボットづくりに終わりはない――。

(※)本記事は制作段階で生成系AIを利用していますが文責は編集部に帰属します(ITmedia AI倫理ポリシー)。

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