renueは、図面SaaS「Drawing Agent」をアップデートした。高精度な3Dモデル生成機能や複数パーツの組み立てに対応するアセンブリ機能、構造解析を実行する「CAE機能 β版」を追加し、図面の読み取りから構造解析までを一連の流れで扱えるようにした。
renueは2026年5月15日、図面SaaS「Drawing Agent」の機能アップデートを発表した。高精度な3Dモデル生成機能やアセンブリ機能、「CAE機能 β版」を追加し、図面の読み取りから構造解析までを一連の流れで扱えるようにした。
Drawing Agentは、2D図面画像をアップロードするだけで3Dモデルを自動生成できるWebアプリケーションだ。従来はCADオペレーターが数時間かけていた2D図面の3Dデータ化作業を、設計者自身が数分で実行できる。
今回のアップデートでは、高精度な3Dモデル生成に対応した。スニーカーのゴム底に特化し、設計図面から補助線などのノイズを除去して、材質やパーツ単位の構造を理解した高精度な3Dモデルを生成できる。完成した3Dモデルに対し、自然言語のチャットを通じて修正指示を出すことも可能だ。AI(人工知能)が不確実な箇所を提示するため、人によるレビュー工数を約80%削減できる見込みとしている。
アセンブリ機能では、パーツ間の配置関係を記録し、組み立て時の位置合わせを自動化する。パーツ同士の干渉や整合性を3次元形状ベースで自動検証するほか、パーツ数が増加しても検証負荷を抑えられるため、複雑な製品でも品質の安定化が見込まれる。
また、生成した3Dモデルを自動で構造解析する「CAE機能 β版」を開発した。製造業で一般的に使用される材質データを内蔵しており、AIが図面情報から境界条件や荷重条件を推定し、物性値を自動設定する。
応力分布をヒートマップとして3Dモデル上に可視化し、結果をPDFレポートとして出力できる。AIが図面から境界条件や荷重、材質設定を自動推定するため、従来の前処理工数を約60〜70%削減できる見込みだ。本格的な解析ソフトを使用する前に、強度の目安を短時間で把握できるようになった。
今後は、ゴム底以外にも対応範囲を拡大するほか、自然言語によるチャット機能を拡張し、より多様な修正や調整に対応する。アセンブリ機能と「CAE機能 β版」については、対応するパーツ間の配置パターン拡充や解析精度向上を進め、正式版リリースを目指すとしている。
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