TOPPANホールディングスは、グループ会社TOPPAN Speciality Filmsが、包装用フィルム製造販売のイタリア企業Irplastの発行済み株式80%を取得することで合意したと発表した。
TOPPANホールディングス(TOPPAN)は2025年3月24日、包装用フィルムの製造販売を手がけるイタリアのIrplastの買収を発表した。買収によりサステナブルなソリューションの事業拡大を進め、グローバルブランドのユーザーが求める環境配慮型製品の需要に対応する。
Irplastの同時二軸延伸技術による高機能BOPPフィルムは、耐久性および耐熱性に優れ、熱収縮が少ないという特徴がある。バリア劣化を防ぎ、薄膜化が可能なことから、食品と日用品向けのパッケージやラベルなどで広く活用されている。
今回、TOPPANのグループ会社TOPPAN Speciality Filmsは、Irplastの発行済み株式80%を取得することで合意。同年4〜6月に株式取得を予定している。
これにより、Irplastの高機能BOPPフィルムの成膜ノウハウと、TOPPANグループの技術やソリューションを組み合わせることで、高機能BOPPフィルム製品のポートフォリオ強化を目指す。
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