ヤマザキマザックは、幅広い自動化ニーズに対応できる同時5軸加工機「VARIAXIS C-700」を発表した。拡張可能なパレットチェンジャーや多関節ロボットを使用した自動化にも対応する。
ヤマザキマザックは2024年10月17日、幅広い自動化ニーズに対応できる同時5軸加工機「VARIAXIS C-700」を発表した。同年11月5日から販売を開始する。
VARIAXIS C-700は、さまざまな自動化システムを柔軟に構築できる。拡張可能なパレットチェンジャーや多段パレットストッカーのほか、多関節ロボットを使用した自動化にも対応。製品の導入後でも、各企業の生産方式に合わせた自動化システムに対応できるよう、ワークを搬出入するための自動ドアは後付け可能になっている。
また、大型ワークを積載できる両端支持タイプのチルトロータリーテーブルを採用した。多面加工、5軸加工でも工具突き出し量を抑えたビビりのない加工を可能とするため、X軸とZ軸のストローク範囲を大きく確保している。
CNC装置「マザトロール」のエナジーセーバー機能により、機械稼働中の消費電力を可視化。加工プログラムの切削量に応じてクーラント吐出量を制御し、消費電力を削減する。
スラッジ回収と省エネを両立する、スムースクーラントシステムも備える。タンクの清掃が長期間不要になり、クーラントの交換頻度を減らせるため、クーラント廃棄時のCO2排出量も低減できる。
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