サステナブルなモノづくりの実現

シュリンクラベルの水平リサイクル「ラベルtoラベル」の実証実験をスタートリサイクルニュース

伊藤園らは2024年6月1日に発売する「健康ミネラルむぎ茶」熊谷オリジナルパッケージに採用するシュリンクラベルを、埼玉県熊谷市の量販店や小売店などを中心に回収し、再び製品のラベルに使用する水平リサイクル「ラベルtoラベル」の実証実験を同月下旬から実施する。

» 2024年06月03日 10時30分 公開
[遠藤和宏MONOist]

 伊藤園は2024年5月31日、フジシール、三菱ケミカルグループと協働し、同年6月1日に発売する「健康ミネラルむぎ茶」熊谷オリジナルパッケージに採用するシュリンクラベルを、埼玉県熊谷市の量販店や小売店などを中心に回収し、再び製品のラベルに使用する水平リサイクル「ラベルtoラベル」の実証実験を同月下旬から実施すると発表した。

実証実験実施の経緯

 伊藤園は、日本の歴代最高気温を記録した浜松市、熊谷市、四万十市、多治見市、山形市が暑さへの対策やノウハウを共有するイベント「アツいまちサミット」を、これらの5都市や社沢屋とともに共催している。

 伊藤園では、健康ミネラルむぎ茶を通して日本の歴代最高気温を記録した5都市とともに、暑さ対策や環境課題への対応に取り組んでいる。特に、エアコンを消して涼しい場所に集まり夏を快適に過ごす「クールシェアくまがや」に取り組む埼玉県熊谷市では、2016年5月からクールシェアくまがや公式飲料として健康ミネラルむぎ茶を採用し、クールシェアくまがやの各種活動を健康ミネラルむぎ茶熊谷オリジナルパッケージを通じて紹介している。

「健康ミネラルむぎ茶」熊谷オリジナルパッケージ 「健康ミネラルむぎ茶」熊谷オリジナルパッケージ[クリックで拡大] 出所:伊藤園

 一方、ペットボトルを除く容器包装プラスチックは、その多くがサーマルリサイクルとして熱利用されている。そこで、伊藤園では、国内資源循環の実現の観点から、ペットボトルだけではなくラベルでも水平リサイクルの仕組みを確立し、新しいラベルの資源として活用していくことを目指した実証実験を、健康ミネラルむぎ茶熊谷オリジナルパッケージを対象に埼玉県熊谷市を中心としたエリアで行う。

 今回の取り組みは、新たなラベルに使用される石油由来資源の使用量削減、また気候変動の要因でもある温室効果ガス(GHG)排出量の削減にも貢献することが期待できる。

回収スキームの詳細

 水平リサイクルの推進には、行政、地域住民、事業者が一丸となり、連携して取り組む必要がある。今回の取り組みでは、2024年6月下旬から健康ミネラルむぎ茶熊谷オリジナルパッケージにラベルtoラベルにより再生したラベルを採用するとともに、同製品のラベルを回収する専用ボックスを、熊谷市の量販店や小売店、熊谷うちわ祭をはじめとした各イベントの会場などに設置して回収する。ラベルtoラベルの実証実験を通じて資源の回収先である自治体や事業者などと協働し、ペットボトル製品の分別など資源循環に関する啓発活動にも努めていく。

回収スキーム 回収スキーム[クリックで拡大] 出所:伊藤園

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