図5に示した要素内部の任意の点(x,y)の変位を求める式を作りましょう。この式が有限要素法の解析精度を決定づけます。
手掛かりとなる情報は以下の6つです。
要素内部の任意の点(x,y)の変位を求める式を次式としましょう。
先に答えを言っておくと、式24と式25はx,yの1次式です。よって、このような要素を「1次要素」といいます。未知数はα0,α1,α2,β0,β1,β2と6個、手掛かりとなる情報も6個です。連立方程式を解けば式24、式25が作れそうです。連立方程式は以下となります。
3元連立方程式が2セットになりました。式26-1、式26-2、式26-3をマトリクス表示すると次式となります。
行列式を使った連立方程式を求める方法を使います。未知数は次式となります。
β0,β1,β2も同じ方法で求まりますね。
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