会社でリスキリングを推進しているか尋ねたところ、「推進している」は14.2%にとどまり、36.9%が「推進する予定はない」と回答した。「リスキリングを知らない」という回答も27.8%あった。
リスキリングを「推進している」企業、「知らない」と回答した企業を業種別に見ると、「推進している」が最も多かったのは「製造業(医薬品、化粧品)」(31.6%)で、リスキリングを「知らない」は「飲食店」(39.4%)だった。
次に、リスキリングを「推進している」「推進予定」と回答した人に、リスキリングに取り組むメリットを尋ねた。最も多かったのは「業務の効率化、生産性の向上」で50.6%を占めた。次いで「従業員のモチベーションの向上」の48.0%、「デジタル化への対応」の37.9%となっている。
リスキリングを推進するための取り組み内容は、1位が「資格取得支援」(48.0%)、2位が「社外研修やワークショップへの参加を促進」(30.7%)、3位は「時間休取得、時短勤務の推奨」(30.5%)だった。
リスキリングを「知らない」と回答した人以外に、自身はリスキリングに取り組んでいるかと尋ねたところ、「はい」が38.4%、「いいえ」が61.6%となり、リスキリングに取り組んでいる経営者は約4割だった。
前問で「はい(経営者自身がリスキリングに取り組んでいる)」と回答した業種のトップ3は、「病院、医療機関、福祉業」(50.5%)、「教育関連業」(49.7%)、「卸売、小売業(医薬品、化粧品)」(48.1%)だった。
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