大阪大学は、大学生を対象とした追跡調査により、1人暮らしや寮生活をしている男子大学生は、家族と暮らしている男子大学生と比べて、週4回以上の高頻度の飲酒習慣になるリスクが高いことを明らかにした。
大阪大学は2024年1月19日、定期健康診断を受けている大学生を対象とした追跡調査により、1人暮らしや寮生活をしている男子大学生は、家族と暮らしている男子大学生と比べて高頻度の飲酒習慣になるリスクが高いことが分かったと発表した。
同調査は、大阪大学の学生健康診断を受けた学生のデータを利用し、2010〜2015年度を対象期間として実施した。
下宿で1人暮らしをしている男子大学生(5151人)と寮生活の男子大学生(692人)は、両親など家族と同居している男子大学生(5685人)と比べて、高頻度の飲酒習慣になるリスクが高いことが明らかとなった。週4回以上の飲酒頻度になるリスクは、家族と同居している男子大学生と比べて、1人暮らしの男子大学生は1.39倍、寮生活の男子大学生は1.21倍だった。
これまで、1人暮らしや寮生活など大学生の居住形態と飲酒習慣に関係があることは示唆されていたが、大規模かつ長期間の追跡に基づく研究はほとんど報告されていなかった。
若年での大量飲酒習慣は、将来においてアルコール性障害のリスクを高めるという報告もある。今回の研究成果が、若年世代の大量、頻回飲酒の介入に関する議論につながることが期待される。
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