日本自動車工業会は「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」のチケットを発売した。
日本自動車工業会(自工会)は2023年8月30日、「JAPAN MOBILITY SHOW 2023(ジャパンモビリティショー、旧東京モーターショー)」(プレスデー:10月25日〜26日、一般公開日:10月28日〜11月5日、東京ビッグサイト)のチケットを発売したと発表した。
ジャパンモビリティショーは、自動車業界のイベントだった東京モーターショーの枠を超えて、他の産業やスタートアップ企業なども参加し、「来場者も含めて日本の未来を新しい仲間と一緒につくっていくショー」(自工会)として刷新する。参加/出展企業は2019年開催の東京モーターショーでの192社を大きく上回り、400社以上となる。情報、IT、金融、観光、エネルギー、教育、行政など幅広く企業や団体が参加する。海外からの出展は約20社と見込む。
入場券は前売り券が2700円、当日券が3000円、午後4時以降に入場できる「アフター4」が1500円となる(高校生以下は無料。自動車専門学校生や高等専門学校生も含む)。一般公開日に早い時間帯から入場できる「アーリーエントリー」向けや、一般公開日前のプレビューデー向けのチケットも販売する。ビジネスインバウンドも積極的に受け入れたい考えだ。来場者数の目標は100万人だ。
目玉企画であるモビリティが実現する未来を体感できる「Tokyo Future Tour(東京フューチャーツアー)」の他、水素をエネルギー源として運営する有料のエンタメステージ「H2 Energy Festival(H2エナジーフェスティバル)」、さまざまなグルメコンテンツを集め、前回より店舗数を2倍に増やしたフードコートなどを展開する。
東京フューチャーツアーでは、(1)未来の東京を没入感のある映像と音で表現した「イマーシブシアター」、(2)生活や防災、遊び、食に関わるモビリティの未来をショーにした体験型コンテンツ、(3)モビリティ産業の未来を担うスタートアップ企業に焦点を当てた「Startup Future Factory(スタートアップフューチャーファクトリー)」、(4)モビリティと未来に関するトークショーを日替わりで開催する「Japan Future Session(ジャパンフューチャーセッション)」、(5)次世代モビリティの試乗体験「Personal Mobility Ride(パーソナルモビリティライド)」を展開する。
さらに、レースカーの展示やバーチャル空間でレースを行うe-Motorsportsの全日本大会の決勝、レースに関わるメカニックやエンジニア、レースクイーンが参加するイベントなどモータースポーツエリアも設置する。プロドライバーによるレースカーのデモランなども予定している。また、日本RV協会との連携によるキャンピングカーエリア、軽トラ市、働くクルマやスーパーカーなどの展示も行う。
スタートアップフューチャーファクトリーはピッチコンテンストとビジネスマッチングを目的としている。ピッチコンテストの決勝は11月4日に開催予定で、審査員としてオムロンベンチャーズ 代表取締役社長の井上智子氏、UTEC 取締役COOの坂本教晃氏、グロービス・キャピタル・パートナーズ代表パートナーの高宮慎一氏、DCMベンチャーズ プリンシパルの原健一郎氏、インキュベイトファンド 代表パートナーの本間真彦氏が参加する。賞金は総額1200万円。
ビジネスマッチングイベントは、会期中に5回開催する。災害、少子高齢化、地域創生、環境、ウェルビーイングなど各テーマに沿ってスタートアップ企業と自動車業界を始めとするモビリティ関連企業を引き合わせる。エントリー期間は9月22日まで。
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