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» 2023年07月11日 10時00分 公開

CNNとTransformerを独自に融合、環境変化に強い世界1位の顔認証を支える技術人工知能ニュース(1/2 ページ)

パナソニック コネクトが同社の顔認証技術とそれらを組み込んだシステムを紹介する説明会を開催した。

[池谷翼MONOist]

 パナソニック コネクトは2023年7月3日、同社の顔認証技術とそれらを組み込んだシステムを紹介する説明会を開催した。顔の向きの変化や逆光環境などでも高精度で認証できる技術の背景などを解説した。

1日30万回使われるパナソニックの顔認証技術

 パナソニック コネクトの試算によると、顔認証市場の規模は2022年時点では約340億円の規模となっている。2025年には約557億円、2030年には約1269億円にまで成長すると見込む。特に今後は、オンライン上での本人確認手続き(eKYC)の利用用途が増えると予測する。

 現在、パナソニック コネクトの顔認証技術を活用したシステムは自治体や建設、インフラ業界に加えて、空港や警察、スタジアム、保育園などの場所で活用されている。同社の顔認証技術は1日当たり30万回以上、毎日使われているという。

さまざまな分野で活用されるパナソニック コネクトの顔認証技術[クリックして拡大] 出所:パナソニック コネクト
パナソニック コネクトの古田氏

 パナソニック コネクト 現場ソリューションカンパニー パブリックサービス本部 センシング総括部 センシング・顔認証・新規ビジネスデザイン エバンジェリストの古田邦夫氏は、同社が持つ顔認証技術の強みとして「世界ナンバーワンの顔認証技術」「利用者に配慮したUX(ユーザーエクスペリエンス)デザイン」「パートナー企業との共創活動」の3つを挙げる。

 「世界ナンバーワンの顔認証技術」については、長年にわたり顔認証の研究成果を蓄積している点と、グローバルな測定基準において高評価を得ている点などに言及した。

 パナソニック コネクトが初めて顔認証技術を研究開始したのは1992年だ。2008年に発売されたデジタルカメラ「LUMIX DMC-FX40」に、同技術を製品として初めて搭載した。

顔認証技術開発の年表[クリックして拡大] 出所:パナソニック コネクト

 その後、深層学習を研究開発に取り入れて、2017年にはベンチマークテスト「IJB-A(The IARPA Janus Benchmark A)」で世界1位の性能評価を獲得する。2022年にはNIST(米国国立標準技術研究所)による、さまざまなシーンでの顔認証精度を測定する「FRVT 1:1」で、世界1位の評価を達成している。

経年変化や顔の向き変化に強いことが評価されている[クリックして拡大] 出所:パナソニック コネクト
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