Corningは、連続フロー式化学反応装置「Advanced-Flow Reactors」に、新たに「Corning Lab Reactor System 2」を追加した。薬剤注入ユニットに、リアクターユニットか光反応ユニットのいずれかを選択できる。
Corningは2023年6月19日、化学品などの試作や量産に使う連続フロー式化学反応装置「Advanced-Flow Reactors(AFR)」シリーズに、新たに「Corning Lab Reactor System 2」を追加したと発表した。薬剤注入ユニットに、リアクターユニットか光反応ユニットのいずれかを選択する構成となっている。
無脈動で連続送液が可能な薬剤注入ユニット「Lab Dosing Unit(ラボドージングユニット)」は、金属を使用せず、高い化学的耐久性を保持する。
「Lab Reactor Unit」のガラス製流体モジュールは、ハート形状の反応セルデザインで、混合性能と熱交換性能が高められている。内蔵のカメラにより、リアルタイムで確認しながら、化学品の調整や加工が可能だ。オプションで、急冷処理に使用する冷却コイルも用意しいる。
光反応ユニットの「Lab Photo Reactor Unit」は、フロー光化学反応に対応している。高輝度LED照明を備え、幅広い波長に調整が可能だ。
自動で必要な設定をする「プラグアンドプレイ式」により、容易にシステムを導入できる。フローケミストリーを活用した化学品の開発や加工の効率化に寄与する。
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