ばくちはしない、「5つの顔」持つ希代の経営者の歩みを知る製造マネジメント メルマガ 編集後記

大阪で人気の観光スポットの1つのようです。

» 2023年02月21日 12時00分 公開
[池谷翼MONOist]

 この記事は、2023年2月21日発行の「製造マネジメント メールマガジン」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。


 「最高の産業人」「再高額所得者」「思想家」「雑誌主宰者」「ベストセラーの著者」――。1964年に発行された当時の米国有力誌「ライフ」で、パナソニック創業者の松下幸之助氏が持つ「5つの顔」が取り上げられました。同氏の「思想家」としての側面は非常によく知られています。商品を大量に生産して安価に人々に供給し、豊かな社会の実現を目指す「水道哲学」はあまりにも有名です。さらに月刊誌「PHP」を創刊して「雑誌主宰者」として活動するなど、一企業経営者の枠内に収まらない、精力的かつ多角的な取り組みを展開しました。

 こうした松下氏の遺した数々の理念は、歴代の同社経営陣にとって非常に重要な意味を持ちます。現在のパナソニック ホールディングス CEOである楠見雄規氏も、松下氏の哲学を軸とした経営を推進すると会見の場で繰り返し強調しています。持ち株会社制への移行など経営体制を改革し、事業展開の加速を目指している同社ですが、大きな変化のただ中でも変わらない経営の羅針盤を確認しつつ歩もうとしているように思えます。

 先週、こうした理念を紹介するある施設を訪問しました。大阪府門真市のパナソニックミュージアム敷地内にある松下幸之助歴史館です。初めて訪れたので知らなかったのですが、無料で見学できることから観光客の人気スポットにもなっているそうですね。

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