ブラザー工業は、インド南部のベンガルール市近郊に工作機械の生産工場を建設する。インドに新たな生産拠点を据えることで、経済成長が続く同国の顧客に短納期で工作機械を納品できる体制を構築する。
ブラザー工業は2023年2月7日、インド南部のベンガルール(旧称バンガロール)市近郊に工作機械の生産工場を建設すると発表した。総事業費は約20億円となる見込みで、2023年春の着工、2024年9月の完成を予定する。
同社は2022年3月に、ベンガルール市にアフターサービス、テクニカルサポート、マーケティングを担うBROTHER MACHINERY INDIA PRIVATE(BROTHER MACHINERY)を設立。BROTHER MACHINERYに生産機能を追加するため、トムクール地区にある日本工業団地(JIT)に新工場を建設する。
工作機械は現在、日本の刈谷工場および中国西安のBROTHER MACHINERY XIANで生産している。インドにも生産拠点を据えることで、経済成長が続く同国の顧客に短納期で工作機械を納品できる体制を構築する。
敷地面積は3万2100m2、建築面積は6100m2、建設延床面積は7300m2。屋上に太陽光パネルを設置し、工場の稼働に必要な電力の一部を再生可能エネルギーで賄うことで、年間約600トンのCO2排出削減を目指す。
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