電通プロモーションプラスは、販促用品向けの食品容器やノベルティを対象に、100%植物由来の材料から成るバイオプラスチック「PLANEO」を展開している。
電通プロモーションプラスは、「コンバーティングテクノロジー総合展2023」(2023年2月1〜3日、東京ビッグサイト)内の「グリーンマテリアル2023」に出展し、バイオプラスチック「PLANEO(プラネオ)」を披露した。
PLANEOは、植物由来のプラスチックであるPLA(ポリ乳酸)をベースに、独自技術で樹木から抽出される多糖類由来の添加剤を混錬することにより、100%植物由来でありながら、高い製造汎用性を持つ。石油由来のプラスチックと比べ原材料で生じるCO2排出量を約70%抑えられる他、高い流動性を備え成形性と転写性にも優れる。
また、既存のプラスチック用金型の設定を変更して容器などを作れるだけでなく、一定条件下での生分解性も有している。種類は、「インジェクション成型用グレード」と「シート・ブロー成型用グレード」があり、各グレードに「食品接触対応」と「食品接触非対応」がある。
電通プロモーションプラスのブース担当者は、「PLANEOは、販促用品向けの食品容器やノベルティを対象としたバイオプラスチックで、当社では現在、食品接触対応のタイプを中心に、プラスチック製の販促用品を製造するメーカーに訴求している。採用実績はないが、100%植物由来のバイオプラスチックという点が評価され、引き合いを得ている」と話す。
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