東芝は「リチウムイオン二次電池 酸化物系負極 関連技術」の特許調査で、日、米、欧の特許総合力ランキング1位を獲得したと発表しました。
東芝は2022年10月13日、パテント・リザルトが実施した、チタン酸リチウム(LTO)を中心とする「リチウムイオン二次電池 酸化物系負極 関連技術」の特許調査で、日本、米国、ヨーロッパの特許総合力ランキング1位を獲得したと発表した。2016年の同調査に続く、特許総合力ランキング1位の獲得となる。
一般的なリチウムイオン電池では負極に炭素系素材を用いたものが多いが、東芝が製造、販売するリチウムイオン二次電池「SCiB」は、負極にLTOを採用している。そのため、安全で寿命が長く、急速充電が可能だ。他にも、高入出力、低温性能、広い実効SOC(State of Charge:充電状態)などの特徴を持つ。
これらの特徴が評価され、SCiBはハイブリッド車やEVバスなどの自動車、鉄道や船舶、電力、エネルギー、AGV(無人搬送車)など、さまざまな分野で広く採用されている。
同社は、LTOの研究開発で生まれたアイデアについて、事業計画に沿って戦略的に特許出願することで、質の高い特許ポートフォリオを構築してきた。取得済みの特許については、共創パートナーとのアライアンスを積極的に展開することで、事業拡大や強化を図ってきた。
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