ニュース
» 2022年09月06日 13時00分 公開

ロボットが先回りして次作業を指示、人との協働でピッキング作業を大幅効率化第1回 ロボデックス 秋

ラピュタロボティクスは、「第1回 ロボデックス 秋」において、ピッキングアシストロボット「ラピュタPA-AMR」を用いたデモンストレーションを披露した。

[長沢正博MONOist]

 ラピュタロボティクスは、「第1回 ロボデックス 秋」(2022年8月31日〜9月2日、幕張メッセ)において、自律走行型のピッキングアシストロボット「ラピュタPA-AMR」を用いたデモンストレーションを披露した。

複数台連携で作業最適化、人の歩行距離も削減

ピッキングアシストロボット「ラピュタPA-AMR」 ピッキングアシストロボット「ラピュタPA-AMR」[クリックして拡大]

 ラピュタPA-AMRは倉庫現場で人が行うピッキング作業をサポートし、ロボットと人が協働することで生産性を向上させるロボットソリューションだ。クラウドのプラットフォーム「rapyuta.io」と群制御AIにより、複数台のロボットが最適なルートで連携して荷物の搬送を行う。

 床面へのマーキングなどは必要なく、既存の倉庫レイアウトにそのまま導入できる。ロボットはピッキングのオーダーが入ると、事前に読み込んだ図面と前方に搭載された3Dカメラの映像を基に、空間的に情報を認識して目的地に向かう。ロボットの前後にはLiDAR(light detection and ranging、ライダー)が付いており、障害物などは避ける。

ラピュタPA-AMRが実際に倉庫現場で動く様子[クリックで再生] 出所:ラピュタロボティクス

 目的地では、ピッキング作業者に対して何の商品をどこから取るべきかを画面に表示する。指示された商品をピッキング作業者がロボットに付いた箱に入れると、ピッキング作業者が次にどこへ行くべきを画面で指示する。ピッキング作業者が目的地に着くと、既に別のロボットが待機していて、次の商品のピッキングを指示するという複数台連携が可能になっている。全てのピッキングが終わると、ロボットは自動で出荷場所まで向かうため、ピッキング作業者の歩行距離を低減することができる。

ラピュタPA-AMRが画面で次の作業を指示 ラピュタPA-AMRが画面で次の作業を指示[クリックして拡大]

長距離の搬送はロボットが担当、人はピッキングに専念

「実際の倉庫現場では、ピッキングエリアから出荷場所まで距離が遠いことがある。そういった長距離の移動をラピュタPA-AMRに担わせることで、ピッキング作業者はある程度決まったエリアの中で作業に集中することができる。それによって生産性を向上させる」(説明員)。

 既に物流やEコマースの大手でも導入が進んでいる。初期投資額を抑えた月額定額制のRaaS(Robot as a Service)でも提供可能で、繁忙期などの需要の変動に応じて台数を変更することもできる。国内で委託生産しており、導入後のサポートも迅速に対応する。

京葉流通倉庫で作業者と働くラピュタPA-AMR[クリックで再生] 出所:ラピュタロボティクス

⇒その他の「協働ロボット」の記事はこちら

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.