HPCシステムズは、生産現場でAIを活用する機能をコンパクトな筐体に集約した2Uラックマウントサーバ「HPCS EAS-U1」を発表した。最大24コア48スレッドの高性能CPUとNVIDIAのAIアクセラレーション用GPUにより、AI学習から推論まで運用可能だ。
HPCシステムズは2022年6月30日、工場や生産現場でAI(人工知能)を活用する機能をコンパクトな筐体に集約した、2Uラックマウントサーバ「HPCS EAS-U1」を発表した。
HPCS EAS-U1は、I/O周りのフロントアクセス機構を持つ奥行き450mmのコンパクトな筐体を採用したエッジAIサーバだ。最大24コア48スレッドの高性能CPUを搭載し、AIアクセラレーション用のGPUはNVIDIAの「RTX4500」または「RTX2000」を1枚搭載可能で、AI学習から推論まで運用できる。
オプションとして、PCI-Express外部拡張デバイスを用意。高速なGPUや複数枚使用への要望に対応する。
外部ストレージを使用しない運用を想定して設計されており、ストレージは2.5インチSSDまたはHDDを最大6台まで搭載できる。製品検査などで求められる圧縮していない鮮明な画像データは、データサイズが大きく、ストレージ容量を圧迫することがある。オプションのソフトウェアにより、BMP形式の画像ファイルを復元可能な可逆圧縮することで、データ容量を最大で3分の1程度まで減らせる。
同社は標準モデルに加え、フィッティングコンサルティングサービスで実際の用途や運用に適したカスタムモデルを提供する。同サービスには、さまざまな部材やベンダーから柔軟に構成したハードウェアを提供するフィッティングサービスと、PCの性能評価や分析をするコンサルティングサービスがある。
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