目的関数の微分と第1の制約関数式8のρiによる微分を次式に示します。
第2の制約関数式9のρiによる微分を次式に示します。
ρiによる微分なのでρiが含まれない項の微分はゼロとなります。黒色で示した項は要素iによる項、暖色系の色で示した項は要素iの上下左右(4個)による項です。
mi=4を代入します。
ラグランジュ関数をρiで微分したものがゼロでしたね。
式15、式8、式9を用いて、未知数ρ1、ρ2、ρ3……ρne、λ、λgを求める問題となりますが、この連立方程式は簡単には解けませんので、連載第6回で述べた方法で求めていきます。
式15を変形します。
ρiは、初期値を与えて繰り返して徐々に解に近づけるので、計算過程では式16は成立しません。次式で表すD、D1、D2を導入します。
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