工場内物流の無人化に向け、多用途UGVによる無人物資輸送の実証実験に成功FAニュース

川崎重工業は、自社開発の多用途UGVを使った、無人物資輸送の実証実験に成功した。有人トラックによる工場内のエンジン運搬を、多用途UGVによる無人自律走行に置き換え可能であることを実証した。

» 2022年04月22日 07時00分 公開
[MONOist]

 川崎重工業は2022年3月28日、自社開発の多用途UGV(無人地上車両)を使った、無人物資輸送の実証実験に成功したと発表した。工場内物流の無人化を目的として開発した多用途UGVの活用を推進し、有人トラックが行う運搬業務の効率化を図る。

 同年3月に明石工場で実施した実証実験では、多用途UGVに1回15台のエンジンを積載し、エンジン工場から約300m離れたモーターサイクル組み立て工場までの搬送に成功。有人トラックによる工場内のエンジン運搬を、多用途UGVを用いた無人自律走行に置き換え可能であることを実証した。

キャプション 実証実験のイメージ[クリックで拡大] 出所:川崎重工業

 自社開発した多用途UGVは、カワサキモータース製のオフロード四輪車両「MULE」に、無人自律走行用のシステムを搭載する。レールが不要な無軌道走行に対応しており、設備を追加せずに導入可能で、狭い通路でも走行できる。走行ルートの変更も簡単で、製造状況に応じた行き先の変更や製造ラインの変更にも柔軟に対応する。

 パワーユニットは、エンジン(ICEV仕様)もしくはモーター(EV仕様)を搭載。足回りは、未舗装路を走行できるオフロードスタイルまたは舗装路走行を想定したオンロードスタイルとなる。車上設備は、人が乗車するシートスタイルか、搬送物に合わせたキャリアスタイルを選択でき、使用環境に応じたカスタマイズにも対応する。

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