The Qt Companyは、デジタル広告ソリューション「Qt Digital Advertising」をリリースした。モバイルやデスクトップ、組み込みシステムのUIアプリケーションに広告を配信することで、製品から迅速に収益を上げられる。
The Qt Companyは2022年1月26日、デジタル広告ソリューション「Qt Digital Advertising」をリリースしたと発表した。UI、UX画面からの収益化プロセスを効率化する他、マーケティングキャンペーンなどの新しいビジネスケースの創出を図ることができる。
Qt Digital Advertisingは、UI開発から広告管理までを担う、オールインワン型ソリューション。煩雑なプラットフォームを構築する必要がなく、ソフトウェア開発フレームワーク「Qt」内で、デジタル広告を活用した直接の収益化が可能になる。
同ソリューションを用いて、モバイルやデスクトップ、組み込みシステムに構築したUIアプリケーションへデジタル広告を配信することで、製品から迅速に収益を得られる。
モバイル向けでは、ゲームや交通系、車載用コンパニオン、家電製品、イベント、展示会といった分野のアプリケーションに広告を配信できる。組み込みシステムでは、自動販売機や券売機、キオスク製品、エレベーター、アミューズメント機器などへの広告が想定される。
デジタル広告向けの画面スペースに広告主との直接取引に基づく広告を表示できるほか、デジタル広告オークションを介した自動リアルタイム入札といったことも可能だ。デジタル広告に適したビジネスケースを容易に作成して収益化できる。
プラグインやライブラリは無料で利用可能。ダイレクト広告と入札広告双方のサービスを提供する。
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