中国武漢市に生産能力年12万台のEV専用新工場を建設、2024年稼働開始予定:工場ニュース
本田技研工業は、中国において四輪自動車の製造と販売を手掛ける東風本田汽車が、EV専用の新工場を建設すると発表した。完成車の高効率な一貫生産や、再生可能エネルギーの活用が可能なスマート工場となる。
本田技研工業(ホンダ)は2022年1月5日、中国において四輪自動車の製造と販売を手掛ける合弁会社の東風本田汽車が、EV(電気自動車)専用の新工場を建設すると発表した。今後投入を拡大するEVの生産体制を強化する。
新工場は湖北省武漢市の武漢経済開発区に建設し、2024年の稼働開始を予定する。敷地面積は63万m2で、基本生産能力は年12万台になる見込みだ。
EV専用新工場の完成イメージ[クリックで拡大] 出所:本田技研工業
プレス、溶接、塗装、組み立て、完成車検査などの工程向け設備を有し、完成車の高効率な一貫生産が可能なスマート工場となる。組み立て工程などを中心に業界トップ水準の自動化率に加え、ソーラー発電などの再生可能エネルギー活用により、カーボンニュートラルの実現を目指す。
さらに、再生水循環利用などによる資源節約や、大気汚染の主要な原因物質であるVOC(揮発性有機化合物)の削減など、サステナブルな取り組みも積極的に進めていく。
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