トッパン・フォームズとトヨタ自動車は、RFID技術と光センサー技術で通過車両を自動認識する「車両通過検知システム」を共同開発した。通過方向を自動識別するほか、RFIDタグなどを読み取ることで、車両の情報収集と台数集計を自動化できる。
トッパン・フォームズは2022年1月4日、RFID技術と光センサー技術で通過車両を自動認識する「車両通過検知システム」を、トヨタ自動車(以下、トヨタ)と共同開発したと発表した。
同システムは、RFID技術と光センサー技術を組み合わせたことで、車両の通過方向を自動識別する。車両に搭載したRFIDタグやバーコードの読み取りにより、車両の情報収集と台数集計を自動化できる。搬入と搬出を1つの入出庫口で兼用している場合でも、高精度で搬入、搬出台数を自動的に把握可能になる。
全天候対応センサーを採用し、天候や時間帯で明るさが違う屋外でも利用できる。車両の形状や色の影響を受けない独自アルゴリズムにより、正確な車両検知が可能だ。各種出力機能を備え、ライトやブザーとの連携にも対応。検知状況を現場に素早く伝達し、トラブルにもすぐに対応できる。
同システムはトヨタの港拠点に導入され、今後、順次全国の物流拠点に展開する予定だ。
ミシュランと村田製作所がタイヤにRFIDタグ埋め込み、2024年ごろから乗用車にも
スマートファクトリーを末端から支える「RFID活用」
富士通、金属や人体にも装着可能な「世界最小」RFIDタグ
RFIDタグメーカーだった村田製作所、RFIDソリューションベンダーに生まれ変わる
メーカーの異なるRFID機器をつなぐ「RFIDミドルウェア」、村田製作所が提案強化
飲料容器へのRFIDタグ貼り付けを自動化、遮断扉なしのゲート型RFIDリーダーもCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
製造マネジメントの記事ランキング
コーナーリンク
よく読まれている編集記者コラム