RFIDと光センサー技術により通過車両を自動認識するシステムを共同開発製造IT導入事例

トッパン・フォームズとトヨタ自動車は、RFID技術と光センサー技術で通過車両を自動認識する「車両通過検知システム」を共同開発した。通過方向を自動識別するほか、RFIDタグなどを読み取ることで、車両の情報収集と台数集計を自動化できる。

» 2022年01月14日 17時00分 公開
[MONOist]

 トッパン・フォームズは2022年1月4日、RFID技術と光センサー技術で通過車両を自動認識する「車両通過検知システム」を、トヨタ自動車(以下、トヨタ)と共同開発したと発表した。

 同システムは、RFID技術と光センサー技術を組み合わせたことで、車両の通過方向を自動識別する。車両に搭載したRFIDタグやバーコードの読み取りにより、車両の情報収集と台数集計を自動化できる。搬入と搬出を1つの入出庫口で兼用している場合でも、高精度で搬入、搬出台数を自動的に把握可能になる。

キャプション 入庫台数管理時の「車両通過検知システム」のイメージ[クリックで拡大] 出所:トッパン・フォームズ

 全天候対応センサーを採用し、天候や時間帯で明るさが違う屋外でも利用できる。車両の形状や色の影響を受けない独自アルゴリズムにより、正確な車両検知が可能だ。各種出力機能を備え、ライトやブザーとの連携にも対応。検知状況を現場に素早く伝達し、トラブルにもすぐに対応できる。

 同システムはトヨタの港拠点に導入され、今後、順次全国の物流拠点に展開する予定だ。

キャプション 想定される利活用シーン[クリックで拡大] 出所:トッパン・フォームズ

⇒その他の「製造IT導入事例」の記事はこちら

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.