5軸制御立形マシニングセンタの自働化パッケージ、無駄なアイドリング時間を削減FAニュース

牧野フライス製作所は、5軸制御立形マシニングセンタ「DA300(自働化パッケージ)」を発売した。作業者の負担の軽減と生産性の向上を両立し、無駄なアイドリング時間を削減する。

» 2021年11月09日 07時00分 公開
[MONOist]

 牧野フライス製作所は2021年10月20日、5軸制御立形マシニングセンタ「DA300(自働化パッケージ)」を発売した。作業者の負担の軽減と生産性の向上を両立し、無駄なアイドリング時間を削減する。国内定価は7200万円(税別)で、出荷開始は2022年4月を予定。販売目標は年間100台とする。

キャプション 5軸制御立形マシニングセンタ「DA300(自働化パッケージ)」[クリックで拡大] 出所:牧野フライス製作所

 機械本体と一体化した、工具自動交換装置(ATC)とワークストッカ40棚により、最小のスペースで最大の生産性を提供する。標準でスケジュール管理ソフトも搭載しており、作業を機械前で完結できる。

キャプション 自動化システム[クリックで拡大] 出所:牧野フライス製作所
キャプション スケジュール管理ソフトのイメージ 出所:牧野フライス製作所

 「ポリゴンテーパ方式」パレットを採用し、信頼性に加え、3D方向での位置誤差を最小化する。シンプル、コンパクトな形状で、容易にワーク干渉なども把握でき、プログラム作成時の負担を軽減する。また、発生する切りくずを自重で落下することでオペレータの清掃作業を解消し、機械の停止時間を最小化する。

 XYZ軸の移動量は450×620×400mm、A軸の移動量は150度(−120〜+30度)、C軸の移動量は360度。最大ワークサイズは360×285mm(ワークストッカ最上部のみ360×300mm)で、最大積載質量は60kg、機械本体は3753×6058×2835mmとなっている。

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