ホビーフィギュアメーカーが製造業向けの試作、量産の受託サービスを開始3Dプリンタニュース

B´fullは、製造業向けの試作、量産の受託サービス「B´fullエンジニアリングサービス」を開始した。フィギュア製造で培った高精細な造形技術や3Dプリンタでの量産体制を活かし、低コストかつ短納期でサンプル生産に対応する。

» 2021年10月04日 13時00分 公開
[MONOist]

 B´fullは2021年9月21日、製造業向けの試作、量産の受託サービス「B´fullエンジニアリングサービス」を開始した。サービス開始に伴い、初取引の顧客向けに品質確認用試作サンプル1個を無料で出力し、提供する。

 同社のホビー向けフィギュア製造で培った高精細な造形技術や二次加工技術、3Dプリンタでの量産体制を生かし、サンプル生産の低コスト化と短納期化を可能にする。3Dプリンタで出力した試作品は積層痕が識別できないほどの仕上がりとなる。

品質確認用試作サンプル1個を無料で提供 品質確認用試作サンプル1個を無料で提供 出所:B´full

 大型3Dプリンタ(800×800mm)を10台以上所有しており、大型部品の試作生産から小型試作部品の大量生産にも対応する。納期は3〜10日で、費用は一般的な製造業向け3Dプリントサービスと比較して約30〜50%の価格での受託が可能。価格は樹脂により異なるが、ABSライク樹脂を使用する場合、樹脂量1gあたり30〜100円となる。

 また、3Dプリント製の試作と金型量産をワンストップで提供でき、従来の金型試作と金型量産と比較して納品までの工程が大幅に短縮できる。

立体インナーマスクの製作事例 立体インナーマスクの製作事例[クリックで拡大] 出所:B´full

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