中国に工作機械のショールームを備えたテクノロジーセンターを開設 : 工場ニュース
ブラザー工業は、中国の浙江省寧波市において、工作機械のショールームを備えた「ブラザーテクノロジーセンター 寧波」を開設した。工作機械の展示や各種ソリューション提案、セミナーの開催などに活用する。
ブラザー工業は2021年8月20日、中国の浙江省寧波市において、工作機械のショールームを備えた「ブラザーテクノロジーセンター 寧波(Brother Technology Center Ningbo)」を開設したと発表した。工作機械の展示やユーザーへの各種ソリューション提案のほか、セミナーの開催などに活用する。
寧波市では、自動車関連向けを中心とした工作機械の需要が急増しており、その需要に対応するため、従来の営業拠点の機能を強化し、ショールームを備えたテクノロジーセンターを新設した。中国において、上海市、東莞市、重慶市に続く4カ所目のテクノロジーセンターとなる。
「ブラザーテクノロジーセンター寧波」ショールームの完成イメージ 出典:ブラザー工業
「ブラザーテクノロジーセンター寧波」が入る建物 出典:ブラザー工業
同センターの延べ床面積は約410m2 。同年9月から運用を開始するショールームエリアは、約181m2 となる。ショールームエリアには5台の工作機械のほか、周辺機器やファクトリーオートメーションに関する展示もできる。ショールームの横には約40人を収容できるセミナールームがあり、プライベートショーをはじめとしたイベントなどを開催できる。
ショールームエントランス 出典:ブラザー工業
セミナールーム 出典:ブラザー工業
また、日系企業の事業展開が多く、工作機械の需要が大きい江蘇省無錫市には営業拠点を新設し、同年8月16日から稼働を開始している。
中国スマート工場最前線、“世界最高のモノづくり”に向け中国は何を考えるか
オートメーションと計測の先端総合技術展「IIFES2019」の特別セッションに、中国科技自動化アライアンス スマートファクトリー研究所 所長で事務局長の王健氏が登壇。「中国のスマート製造におけるAI/ビッグデータ/IIoTのメガトレンドとアプリケーション」をテーマに、中国の製造業の現状や直面する課題、昨今のスマート製造、さらには産業用インターネットにおける政府の政策、開発状況などを紹介した。
中国製造2025が目指すもの
「SCF2017/計測展2017 TOKYO」では、テーマセッションに広東省自動化学会理事長の劉奕華氏が登壇。「中国製造2025の最新事情、広東省の製造業とスマート製造」をテーマに、広東省の製造業の現状および中国製造2025の活用、戦略などを紹介した。
スマート工場は“分断”が課題、カギは「データ取得」を前提としたツールの充実
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スマートファクトリー化がなぜこれほど難しいのか、その整理の第一歩
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エッジは強く上位は緩く結ぶ、“真につながる”スマート工場への道筋が明確に
IoTやAIを活用したスマートファクトリー化への取り組みは広がりを見せている。ただ、スマート工場化の最初の一歩である「見える化」や、製造ラインの部分的な効率化に貢献する「部分最適」にとどまっており、「自律的に最適化した工場」などの実現はまだまだ遠い状況である。特にその前提となる「工場全体のつながる化」へのハードルは高く「道筋が見えない」と懸念する声も多い。そうした中で、2020年はようやく方向性が見えてきそうだ。キーワードは「下は強く、上は緩く結ぶ」である。
工場自動化のホワイトスペースを狙え、主戦場は「搬送」と「検査」か
労働力不足が加速する中、人手がかかる作業を低減し省力化を目的とした「自動化」への関心が高まっている。製造現場では以前から「自動化」が進んでいるが、2019年は従来の空白地域の自動化が大きく加速する見込みだ。具体的には「搬送」と「検査」の自動化が広がる。
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