ヤンマーエネルギーシステムは、データセンター向け大容量非常用発電システムの需要拡大に対応するため、福岡県北九州市に新工場を建設する。2028年内の操業開始を予定し、将来は4000kVAクラスの製品供給体制を構築する。
ヤンマーエネルギーシステムは2026年4月7日、データセンターにおける非常用発電システムの需要増に対応するため、福岡県北九州市に新工場を建設すると発表した。製造子会社のヤンマーエネルギーシステム製造における中核拠点として、2028年内の操業開始を目指す。本工場の建設に向け、同日に北九州市と立地協定を締結した。
新工場は、福岡県北九州市若松区向洋町に建設され、敷地面積は6万2000m2だ。同社は2025年に大容量非常用発電システム「GY175」シリーズを発表。現在は2000kVAクラスを展開しているが、2026年度以降に3000kVAクラス、2028年度以降には4000kVAクラスへとラインアップを拡充する計画だ。新工場は、この大容量機種の供給体制を支える主軸となる。
北九州市を選定した理由として、モノづくりのインフラが整っていること、再生可能エネルギー関連産業の集積が進んでいること、福岡、岡山、兵庫にある既存の製造拠点との連携のしやすさなどが決め手となった。
今後は、データセンターに加え、工場や病院といった大規模施設のBCP需要にも対応する。将来的には、非常用発電システムにとどまらず、カーボンニュートラルに貢献するエネルギーシステム機器の生産も視野に入れ、エネルギーシステム製造の中核拠点として事業を本格化させる方針だ。
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