光造形方式3Dプリンタ向けに柔軟性と耐熱性を実現する2種類の新材料を発売:3Dプリンタニュース
XYZプリンティングジャパンは、光造形(SLA/DLP)方式3Dプリンタ用材料として、ゴム素材のような柔軟性を備える「ProFlexDL Resin」と、最高250℃の耐高熱性を備える「ProTempSL Resin」の2種類のレジンを追加した。
XYZプリンティングジャパンは2021年2月24日、光造形(SLA/DLP)方式3Dプリンタ用材料として、「ProFlexDL Resin」と「ProTempSL Resin」の2種類のレジンを追加し、同日より販売開始したことを発表した。
ProFlexDL Resinは、ゴムと同等の硬度を再現し、曲げや圧縮などの利用が可能なレジン。柔軟性のある物性を生かし、眼鏡部品やシューズのミッドソールといったコンシューマー製品の他、ハンドルやグリップなどの工業製品のパーツ製造に最適だという。
ゴム素材のような柔軟性を備える「ProFlexDL Resin」 ※出典:XYZプリンティングジャパン [クリックで拡大]
ProFlexDL Resinの対応機種は、高精細かつ高速造形を可能とするSLA方式3Dプリンタ「PartPro150 xP」と、1分間で約5mmの高さを造形できる超高速プリントが特長のDLP方式3Dプリンタ「PartPro120 xP」の2機種である。
一方、ProTempSL Resinは、最高250℃の耐高熱性を備えるレジンで、ゴム型取り用の原型造形をはじめ、高温環境での運用を想定するパーツ製作に向く。対応機種はPartPro150 xPのみとなる。
高温環境下での形状変形を抑えられる「ProTempSL Resin」 ※出典:XYZプリンティングジャパン [クリックで拡大]
同社は3Dプリンタ市場のさらなる成長に向け、自動車、教育、電子、建材、玩具など幅広い業界への展開を視野に、多種多様な材料をリリースする予定だという。
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