amsは、軽量小型の「NanEyeC」カメラモジュールを発表した。フットプリントが1×1mm、重量が約1gと小型軽量のため、VRやARヘッドセットなど、スペースに制約のあるコンシューマーデバイスに適している。
amsは2020年12月10日、ウェアラブルデバイス向けに、軽量小型の「NanEyeC」カメラモジュールを発表した。レンズ付き表面実装モジュールとして提供される。
フットプリントが1mm2、重量が約1gと小型軽量のため、エンドユーザーからカメラを隠したり、狭小スペースに設置したりできる。小型ながら広い視野角と深い焦点深度を備えており、VR(仮想現実)やAR(拡張現実)ヘッドセットなど、スペースに制約のあるコンシューマーデバイスに適する。
画素サイズは2.4μmで、解像度は最大320×320ピクセル。ローリングシャッターを搭載し、インタフェースはデジタルLVDS、SEIM(シングルエンドインタフェースモード)に対応する。ホストマイクロコントローラーやアプリケーションプロセッサへの接続も簡単で、アイドルモードにより消費電力も抑えられる。フレームレートは、SEIMの場合で最大58fpsだ。
主な用途として、VRまたはARヘッドセットなどを使った視線追跡のほか、スマート照明やスマート空調における人数カウント、没入体験ができる玩具や鉄道模型、カプセル型内視鏡、歯科画像ツールなどを見込む。
パッケージは2×2mmのSGA。同社では、既にサンプル注文に応じており、評価キット「NanoBerry Eval Kit」も用意している。
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