IO-Link向けにソフトウェア設定可能なアナログI/Oの関連製品として発表したのが「MAX22000」と「MAX22515」、これら2つのICなどから成るレファレンスデザイン「MAXREFDES177#」である。ソフトウェア設定可能なアナログI/Oを実現するMAX22000は、競合製品と比べて消費電力とサイズが半分以下であり、24ビットのADCアナログ入力モードと18ビットのDACアナログ出力モードを備え、電圧モードと電流モードを選択できる。一方、MAX22515は、外形寸法が2.5×2.0mmという業界最小のシングルチャネルIO-Linkトランシーバーだ。これら2つのICを核とするMAXREFDES177#は65米ドルで提供される。
これらIO-Link関連製品に加えて産業機器向けIoTプラットフォーム製品も刷新する。マキシムは2014年、フットプリントの削減が可能なPLCのレファレンスデザインとして「Micro PLC」を発表。2016年にはカードサイズになった「Pockt IO」を投入し、2018年にはカードサイズよりも小さい「Go-IO」を開発している。
今回の会見では、容積が12cm3となったGo-IOで小型化は十分に果たされたとして、Go-IOからサイズは変更せずに機能拡充を図った次世代品「Go-IO Gen II」を発表した。Go-IO Gen IIは、先述のMAX22000の採用により、ソフトウェア設定可能なアナログI/Oを備えたことが最大の特徴となる。
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