ソニー、環境技術に特化したベンチャー投資ファンドを創設 : 製造マネジメントニュース
ソニーは、環境技術に特化したベンチャーを育成するため、投資ファンド「Sony Innovation Fund: Environment」を創設した。スタートアップ企業を対象にファンド規模10億円で開始し、地球環境への貢献と投資リターンの両立を目指す。
ソニーは2020年9月10日、環境技術に特化したベンチャーを育成するため、投資ファンド「Sony Innovation Fund: Environment」を同月に創設したと発表した。
同社は2016年に、成長ステージがシードからアーリーステージにあるスタートアップ企業を対象とした「Sony Innovation Fund」を設立。また、2019年には、ミドルからレイターステージにあるベンチャー企業に投資対象を広げた共同ファンド「Innovation Growth Fund」を大和キャピタル・ホールディングスと組成するなど、投資活動や投資先企業の成長を支援する取り組みを実施してきた。
さらに、事業活動や製品ライフサイクルを通して、2050年までに環境負荷ゼロの達成を長期ビジョンとして掲げている。今回のSony Innovation Fund: Environmentも、その一環として創設するコーポレートベンチャーキャピタルの第3弾となる。
同ファンドでは、世界的な環境課題の気候変動や資源、化学物質、生物多様性の改善などに向けた技術開発に取り組む企業を対象に投資する。主に、シードからアーリーステージのスタートアップ企業を対象に、ファンド規模10億円で開始。長期視点で、地球環境への貢献と投資リターンの両立を目指す。
≫製造マネジメントニュース
紙切れ1枚からの起業、ソニーがスタートアップ創出ノウハウを外部提供へ
ソニーは、2014年から取り組んできた社内スタートアップの創出支援制度で得たノウハウを外部提供し、スタートアップ支援に本格的に乗り出すことを発表した。
メイカーズから始まるイノベーション、ポイントは「やるかやらないか」
メイカーズの祭典である「Maker Faire Tokyo 2018」(2018年8月4〜5日、東京ビッグサイト)では、パソナキャリアの企画によるセミナー「メイカーズから始まるイノベーション」が開催された。
その製品が売れないのは「良くないから」だ――一橋大学米倉教授
日本の製造業の競争力低下に対する危機感が叫ばれているが、競争力を生み出すイノベーション創出にはどのように取り組むべきだろうか。イノベーション研究の第一人者である一橋大学イノベーション研究センター教授の米倉誠一郎氏に聞いた
イノベーションを生む「デザインマネジメント」の力とは【前編】
「デザインが経営を革新する」というと、少し大げさだと思うだろうか。しかし、実際に「デザイン」を基軸にして新たな視座に立つことにより、多くの事業革新につながるケースがあるという。「デザインマネジメント」を切り口に多くの企業の事業革新に携わるエムテド 代表取締役の田子學氏に話を聞いた。
オープンイノベーションとはいうけれど、大手と組んで秘密は守れる?
オープンイノベーションやコラボレーションなど、社外の力を活用したモノづくりが、かつてないほど広がりを見せています。中小製造業やモノづくりベンチャーでも「大手製造業と手を組む」ことは身近になってきました。でも、ちょっと待ってください。その取引は本当に安全ですか。本連載では「正しい秘密保持契約(NDA)の結び方」を解説していきます。
“革新”を「天才が生む」と考える日本、「組織で生み出す」と考える世界
日本GEは、日本の産業のさらなる成長に向けた提言を行う「“Japan is Back”フォーラム」を開催。今回はテーマを「イノベーション」とし、GEグループが世界26カ国の経営者3200人に対して実施しているイノベーションに対する調査「GEグローバルイノベーション・バロメーター」の結果を基に、日本と世界のイノベーションに対する取り組みの違いなどを紹介した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.