サプライチェーン管理を効率化、ミツトヨがプロセス標準化のためSCMシステム導入:製造IT導入事例
IFSジャパンは、同社のビジネスソフトウェア「IFS Applications」をミツトヨが導入すると発表した。まずは販売物流領域において、2022年前半に同ソフトウェアの稼働を開始する予定だ。
IFSジャパンは2020年3月26日、同社のビジネスソフトウェア「IFS Applications」を、精密測定機器の総合メーカーであるミツトヨが導入すると発表した。まずは販売物流領域において、2022年前半に同ソフトウェアの稼働開始を予定している。
ミツトヨは、マイクロメーターなどの測定工具や測定機器をグローバルに展開している。同社では、営業やサービス部門の業務プロセスの統合と標準化および国内9工場のサプライチェーンプロセスの統一を目的として、同ソフトウェアを導入した。
以前からミツトヨでは、北米や中国で同ソフトウェアを利用している。そのため、同ソフトウェアに対する信頼感が既にあった。また、システム構築を担当するNECが有する豊富な業界テンプレートが、同ソフトウェア採択の決め手になったという。
今後、国内の9工場で順次稼働を目指す。最終的には、合計1000人以上のユーザーが同システムを使用する見込みだ。
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