組み込みソフトウェア大手のウインドリバー(Wind River Systems)は2020年2月1日付で同社日本法人の代表取締役社長に中田知佐氏が就任したと発表した。
組み込みソフトウェア大手のウインドリバー(Wind River Systems)は2020年2月3日、同年2月1日付で同社日本法人の代表取締役社長に中田知佐(なかた・ちさ)氏が就任したと発表した。これまで社長を務めてきたマイケル・クラッツ氏は、同日付で会長に就任している。
中田氏は、1998年にインテル日本法人に入社後、ソフトウェア事業部のクライアントPC管理ソフトウェアビジネス開発に従事。2002年にインテルからソフトウェア事業部がスピンアウトしたLANDesk Softwareの立ち上げメンバーとして入社し、クライアントPC管理ソフトウェアの営業としてマーケット開拓と成長に貢献した。その後2009年にウインドリバーに入社し、2010年に代理店営業部 部長に就任。2017年10月から営業本部 本部長として営業チームを統括し、幅広い業種の重要インフラ向けに組み込みOSと仮想化ソリューションの導入を支援してきた。
ウインドリバー米国本社 プレジデント兼CEOのジム・ダグラス氏は「中田氏は10年以上にわたるウインドリバーでの在任期間中、強いリーダーシップを発揮し、産業機器、医療機器、通信・ネットワーク、航空・宇宙、防衛、オートモーティブ業界の重要インフラ分野で日本の顧客のデジタルトランスフォーメーションを加速させ、ビジネスの成長に大きく貢献してきた。同氏の優れたビジネス手腕ならびにソフトウェアへの情熱は、極めて優秀なチームとともに、短期および長期の成功を引き続き推し進め、当社の日本でのビジネスを拡大させることだろう」と語る。
また中田氏は「日本はモノづくりの国として世界をけん引し続けており、われわれの顧客はその中で重要な役割を担い、昨今の技術革新に取り組んでいる。ウインドリバーはその中でも、最高水準の安全性、セキュリティ、信頼性が求められるミッションクリティカルな組み込みシステムの基盤を提供するベンダーとして、40年近くにわたり日本を代表する企業のビジネスを支援してきた。新しい体制のもと、これまで築いた顧客、パートナーとの信頼関係の強化に努め、世界をリードする革新的な技術の発展に貢献していきたい」と述べている。
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