この他にも、幾つか新しい機能や技術が採用された。
カーナビゲーションシステムは9型HDディスプレイの大画面タイプをメーカーオプションとして設定。GPSだけでなく、日本が運用する衛星測位システム「みちびき」やロシアが運用する「GLONASS」でも測位可能で、ビル街や山間部でも高精度に自車位置を表示できるようにした。走行距離や平均燃費などリアルタイムな走行情報、半ドアやシートベルト未装着の警告などさまざまな情報を表示する。
また、スマートフォン連携を強化するため、Apple「CarPlay」やGoogle「Android Auto」、トヨタ自動車やフォードなどが推進する「スマートデバイスリンク(SDL)」に対応した。さらに、カメラによる全周囲モニターの表示を高画質にするため、カメラ映像のデジタル伝送をスズキとして初めて採用した。
ボディーには、スズキでは初めて構造用接着剤を使用した。部品間の隙間を埋めることで、接合部分やボディー全体の剛性を高める。操縦安定性や乗り心地の向上につながる。また、雨音やエンジンが低回転域のときのこもり音を低減するため、軽自動車としては初めてルーフパネルとメンバーの接合に「高減衰マスチックシーラー」を採用した。ルーフパネルの共振周波数をコントロールする。高減衰マスチックシーラーの採用は自動車では珍しく、「聞いた範囲では、トヨタ自動車の燃料電池車で使われているくらい」(スズキの担当者)だという。
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