三菱電機は、インドの自動車機器生産拠点である三菱電機オートモーティブ・インドの新工場を建設する。新工場では電動パワーステアリング用モーターコントロールユニットなどを生産し、環境規制対応製品の需要拡大に対応する。
三菱電機は2019年10月7日、三菱電機オートモーティブ・インド(MEAI)の新工場を建設すると発表した。
三菱電機の海外生産拠点であるMEAIは、インドのハリアナ州に所在し、自動車電装品を生産、販売している。
今回、約17億円を投じてグジャラート州に建設する新工場は、延べ床面積が約2万m2の2階建てで、インドの環境規制に対応した電動パワーステアリング用モーターコントロールユニットや、GMR(巨大磁気抵抗素子)回転センサー、EGR(排ガス再循環装置)用バルブを生産する。稼働開始は2021年10月を予定している。
インドでは近年、自動車のCO2の排出量削減に寄与する製品の需要が増加している。MEAIは新工場の建設により、同製品の需要拡大に対応する。
三菱電機は今後、同社が得意とする燃焼制御やモーター巻き線を利用した製品の生産体制を拡充、強化し、自動車機器事業をさらに拡大していく。
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