レバテックキャリアが「プログラミング言語別求人案件割合ランキング」を発表した。1位は前年に引き続き「Java」が獲得し、3位「Ruby」は初めてランクイン。また、「Python」が過去調査以来、最大の伸び率を記録している。
レバテックが運営するITエンジニア、クリエイター専門エージェント「レバテックキャリア」は2019年6月11日、「プログラミング言語別求人案件割合ランキング調査」の結果を発表した。
同調査は、レバテックキャリアの正社員向け新規求人データを対象とした(集計期間:2018年4月1日〜2019年3月31日)。期間中の新規求人案件を分析したところ、プログラミング言語別の求人案件は、「Java」(31.10%)が昨年同様に1位を獲得した。前年に比べ4.8ポイント増加している。「Java」の上昇傾向は、スマートフォン決済サービスやブロックチェーン業界などでの需要が拡大していること、システム投資の市場の活況などが要因と考えられる。
2位は「PHP」(14.96%)で、前年比2.1ポイント減少した。新規サービスを立ち上げる際に「Ruby」や「Python」を取り入れる企業が増加していることが、PHPの減少傾向の理由と見られるが、依然として割合は多く、1位の「Java」と2位の「PHP」の2言語だけで求人の約45%を占めている。
3位を獲得した「Ruby」(8.24%)は、初めてランクイン。前年比で0.8ポイント増加した。
そのほか、ドローン制御などで多く採用されている「C/C++」は、前年比から0.9ポイント減少したが、2016年度の調査から見ると2.7ポイント伸びている。
AI(人工知能)やディープラーニングなどに活用されている「Python」は、レバテックでの求人数に対するシェア率が前年比2.3ポイントとなり、伸び率がJavaに次いで2位となった。2016年度の調査開始以来、「Python」は最大の伸び率を記録している。
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