三菱電機は2019年3月7日、生産設備などに組み込み、高速で高精度な位置決めを実現する汎用ACサーボ「MELSERVO-J5シリーズ」67機種と「MELSEC iQ-Rシリーズ モーションユニット」7機種を2019年5月7日に発売すると発表した。
三菱電機は2019年3月7日、生産設備などに組み込み、高速で高精度な位置決めを実現する汎用ACサーボ「MELSERVO-J5シリーズ」67機種と「MELSEC iQ-Rシリーズ モーションユニット」7機種を2019年5月7日に発売すると発表した。速度周波数応答などで高い基本性能を実現した他、次世代産業用オープンネットワーク「CC-Link IE TSN」に対応している※)。
※)関連記事:TSN対応のCC-Linkが登場へ、時分割で異種環境差を吸収しスマート工場化を加速
新製品は、速度周波数応答3.5kHzを実現した応答性の高いサーボアンプにより、生産設備のタクトタイム短縮に貢献する。回転型サーボモーターでは、業界最高レベルの高分解能エンコーダーを搭載し、トルクの変動を低減した安定制御を実現する。「CC-Link IE TSN」に対応し、モーションユニット演算周期31.25μsを実現する。ビジョンセンサーなど接続機器との高速同期通信を実現し、装置全体の高性能化を実現する。
また、回転型サーボモーターがサーボアンプの電源電圧200V系と400V系両方に接続するなど、自由度の高いシステム構築を実現する。さらに、回転型サーボモーターでは、独自開発の自己発電構造を採用した業界最小の「バッテリーレス絶対値エンコーダー」を搭載。サーボモーター電源用とエンコーダー用のケーブルコネクターを1つに集約し、省配線なども実現する。
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