川崎重工は、インドの建設機械用油圧機器の製造、販売、サービス拠点であるWipro Kawasaki Precision Machineryに新工場を建設させた。現地の建設機械メーカーからの油圧機器需要に応えると同時に、新規需要を開拓するために建設した。
川崎重工は2019年2月18日、インドの建設機械用油圧機器の製造、販売、サービス拠点であるWipro Kawasaki Precision Machinery(カルナタカ州ベンガルール市)に新工場を完成させたことを発表した。生産開始は同年4月を予定している。
新工場は、油圧ショベルの需要がインド市場で高まっていることから、現地の建設機械メーカーからの油圧機器需要に応えると同時に、新規需要を開拓するために建設。敷地面積は2万500m2になり、総工場建屋面積が現在の2倍の6000m2となる。
生産能力は、2018年度比で現在の2倍の年間4万台に増強。これにより、従来以上に顧客生産変動へフレキシブルに対応できる。
同社は、今回生産能力を増強したインドをはじめ、日本、イギリス、アメリカ、韓国、中国を軸とした世界六極体制を整備している。油圧機器市場にて今後、高品質、高性能な製品の開発と提供、アフターサービスの充実をグローバルに推進し、総合的な顧客満足度の向上を図るとしている。
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