カネカは、グループ会社のPT.Kaneka Foods Indonesiaに、総額約50億円規模となる加工油脂製品の新工場を建設する。これにより、加工油脂の生産能力をこれまでの約5倍となる年間1万5000トンに引き上げ、製菓、製パン素材の事業拡大を図る。
カネカは2019年1月8日、グループ会社のPT.Kaneka Foods Indonesiaに、総額約50億円規模となる加工油脂製品の新工場を建設すると発表した。新工場の建設は2018年12月に着工しており、2020年春の稼働を予定している。
インドネシアやアジア地域では、製菓・製パン市場が拡大しており、特にインドネシアでは日本のパン食文化が広まっている。同社は新工場の建設により、フィリング製品、マーガリンなどを中心とした加工油脂の生産能力を従来の約5倍となる年間1万5000トンに引き上げ、製菓・製パン素材の事業拡大を図る。
今後は、新製品の開発や拡販、商品提案、顧客の製造サポートといった、顧客ニーズに合わせたソリューションを提供する。また併せて、アジア市場へ日本のパン、菓子文化を広めるなどして、早期に売上金額100億円を目指す。
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