デンソーウェーブは、グローブ型2次元ウェアラブルスキャナー「Wearable SF1」を発売した。倉庫、工場でのピッキングおよび入荷作業において、手の甲に付けたままバーコードやQRコードを読み取ることができる。
デンソーウェーブは2018年12月17日、グローブ型2次元ウェアラブルスキャナー「Wearable SF1」を発売した。サイズは175×60×35mmで、価格はオープン。倉庫、工場でのピッキングおよび入荷作業において、手の甲に付けたままバーコードやQRコードを読み取ることができる。
本体フレームには、軽量かつ堅牢なマグネシウム合金を採用。作業者の負荷を軽減し、段ボールや棚にぶつかるなど軽度な衝撃にも繰り返し耐えられる。高さ0.5mからの耐落下試験に3000回クリアした他、強い衝撃を想定した2.5mからの耐落下試験もクリアし、高い耐衝撃性能を備えた。
また、本体と外部トリガーを非接触で接続する、新しいスイッチング技術を開発した。外部配線が不要になったことで、作業中でも邪魔にならず、断線や破損のリスクを低減した。肌に触れるベース部分の素材には、スポーツウェアなどにも使用される、帝人フロンティアの「トリプルドライ カラット」を採用。吸汗性、肌離れ性に優れ、汗をかくような環境でも快適に使用できる。
手の甲に装着して使用でき、荷物を両手で扱えるようになるため、より安全なピッキング作業が可能になる。物流業界では、今後も荷物量の増加や労働力不足が予想され、業務の効率化につながるとしている。
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