チェコで欧州向けヒートポンプ式温水暖房機の生産を開始工場ニュース

パナソニックは、AV機器の生産拠点であるパナソニックAVCネットワークス チェコで、家庭用ヒートポンプ式温水暖房機の生産を開始した。地産地消に切り替えることで、欧州の市場ニーズに迅速に対応する。

» 2018年11月12日 07時00分 公開
[MONOist]

 パナソニックは、2018年10月11日、チェコのパナソニックAVCネットワークス チェコ(PAVCCZ)で、家庭用ヒートポンプ式温水暖房機の生産を開始したと発表した。

 パナソニックは、欧州でヒートポンプ式温水暖房機「Aquarea」を販売している。Aquareaには、室外機の仕様が異なるAll in One、Bi-bloc、Mono-blocの3タイプがある。さらに、北欧などの寒冷地に対応する高暖房モデル(T-Cap)、静音性が求められる地域に向けた高静音モデル(Super Quiet)などを展開し、多様なニーズに対応している。

 これまで同社は、家庭用ヒートポンプ式温水暖房機をマレーシアの工場から欧州に輸出していたが、AV機器の生産拠点であるPAVCCZを活用することで、地産地消に切り替える。同時に、ドイツのパナソニックAPエアコンヨーロッパとの連携を強化して、欧州の市場ニーズに迅速に対応する。

 同社は今後、Aquareaを、新築向けだけでなく既築の燃焼系暖房の置き換え用としても販売し、欧州の再生可能エネルギー活用を促進していく。

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