コネクテッドカーの市場開拓や新サービスで業務提携 : 製造マネジメントニュース
GMOクラウドと双日は、自動車向けIoTソリューション「LINKDriveシステム」を活用したコネクテッドカー関連事業の推進に関する業務提携契約を締結した。LINKDriveシステムの国内外における市場開拓などを共同で推進する。
GMOクラウドと双日は2018年9月19日、GMOクラウドの自動車向けIoT(モノのインターネット)ソリューション「LINKDriveシステム」を活用したコネクテッドカー関連事業の推進に関する業務提携契約を締結したと発表した。今後両社は、LINKDriveシステムの国内外における市場開拓や新サービスの開発などを共同で推進する。
自動車の領域においても、IoT技術を活用したさまざまな取り組みが国内外で進められている。インターネットにつながるコネクテッドカーはその1つで、これまで主に業務用車両の安全運転や運行管理などに利用されてきた。最近では一般車両への搭載も進んでおり、それに伴う関連サービスも広がりを見せている。
こうした中でGMOクラウドは、カーオーナー向けスマホアプリ「LINKDrive(リンクドライブ)byGMO」をはじめとする、一連の自動車向けIoTソリューション、LINKDriveシステムを2017年9月から展開。同ソリューションでは後付けの車載コネクターを装着してコネクテッドカーにすることで、車両状態の自動解析と遠隔診断が可能だ。
一方、国内外の幅広いネットワークで自動車関連事業を展開する双日では、グローバルな視点から自動車用IoT関連技術を利用した事業開発を強化してきた。
両社は今回の業務提携により、LINKDriveシステムの国内外における市場開拓を進めるとともに、関連業者とのシステムやサービス連携を進めながら、新サービス開発を共同で推進する。将来的にはコネクテッドカー関連事業に関する合弁会社の設立も検討しているという。
コネクテッドカーがもたらす自動車データ流通の衝撃
コネクテッドカーによって自動車データが流通する未来に向けて、転換期を迎える自動車業界。米国ミシガン州で開催された「TU-Automotive Detroit 2017」のレポートを通してその激動をお伝えする。次代のアマゾン、ウーバーといわれる、自動車データ流通で注目を集めるベンチャー・Otonomo CEOのベン・ボルコフ氏へのインタビューも行った。
コネクテッドカーサービスの収益化、明確なターゲット設定が重要に
IDC Japanは2018年8月15日、コネクテッドカー関連のサービスの収益化について調査結果を発表した。自動車メーカーが安心安全を訴求するサービスに付加価値を持たせていくことが、収益化への近道であることが分かった。また、効率や快適性に関するサービスでは、ターゲット顧客層を明確に設定することが収益機会を高めるとしている。
トヨタのオープンソース活用戦略、コネクテッドカーは「協力」でできている
Linuxベースの車載情報機器関連のオープンソースプロジェクトAutomotive Grade Linux(AGL)が開発者向けイベント「Automotive Linux Summit」を開催。その基調講演にトヨタ自動車 コネクティッドカンパニー コネクティッド戦略企画グループ プロジェクトゼネラルマネージャーの村田賢一氏と、トヨタ自動車 知的財産部 コネクティッドビークルグループ プログラムマネージャーの遠藤雅人氏が登壇した。
VWのコネクテッドカーの肝は「vw.OS」、カーシェアなどサービスの土台に
Volkswagen(VW)は2018年8月23日(現地時間)、2019年第2四半期から電気自動車(EV)のカーシェアリング「We Share」を開始すると発表した。クルマを所有しない人を主なターゲットとし、EVやカーシェアリングの利便性を知ってもらうことが狙いとなる。
国内コネクテッドカー市場は2025年に2兆円規模に、2016年比で約5倍
矢野経済研究所は国内コネクテッドカー関連市場の調査を実施し、このほど調査内容を発表した。調査によると、2016年のコネクテッドカー関連市場の規模は3980億円で、2025年には2兆円規模に成長する見込みだという。
コネクテッドカーに「完成」はない――ベクターコンサルティング
Vector Consulting ServiceのChristof Ebert(クリストフ・エバート)氏に、自動車の開発プロセスはどのように変わっていくべきか、今後の在り方を聞いた。
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