フィリピンの自動旋盤組み立て工場を拡張、需要増に対応:工場ニュース
シチズンマシナリーは、フィリピンの連結子会社CITIZEN MACHINERY Philippinesの自動旋盤組み立て工場を拡張する。自動旋盤の生産能力を現状の月産40台から80台に倍増し、世界的に拡大する自動車や建設機械、医療機器関連の需要にも対応する。
シチズンマシナリーは2018年3月30日、フィリピンの連結子会社CITIZEN MACHINERY Philippinesの自動旋盤組み立て工場を拡張すると発表した。投資額は約5億円で、増床後の総延床面積は1万8760m2。同年12月に完成、2019年1月の稼働開始を予定している。
CITIZEN MACHINERY Philippinesは、1987年に設立。ミヤノブランドの自動旋盤について、土台部分の鋳物製造から機械加工、本体の組み立てまで一貫で生産しており、低・中価格機種の海外主力工場として世界中に製品を供給している。自動車や建設機械関連の需要が世界的に拡大する中、同工場の組み立てスペースでは手狭になっていた。
同工場の拡張により、生産能力を現状の月産40台から80台に倍増する。また、医療機器や精密機器分野からの引き合いも増えていることから、これらの需要にも対応していく。
現CITIZEN MACHINERY Philippinesの外観 出典:シチズンマシナリー
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