東芝デジタルソリューションズは、千葉大学フロンティア医工学センターの研究グループらと、AIによる病理組織画像からの胃がんのリンパ節転移巣検出の共同研究を開始した。
東芝デジタルソリューションズは2018年1月31日、千葉大学フロンティア医工学センターの林秀樹教授らの研究グループと、AI(人工知能)による病理組織画像からの胃がんのリンパ節転移巣検出の共同研究を開始したと発表した。
共同研究では、HE染色法により処理された転移リンパ節組織像をAIで学習し、病理専門医と同レベルか、それ以上の転移診断ができるか検証を行う。本研究成果により、AIによる転移診断のアシストの有効性が高ければ、病理専門医の負担の軽減につながる。さらに、将来的には胃の機能を温存した縮小手術により、術後のQOLの向上も期待される。
同社は共同研究を通して病理専門医の高度な診断知見をデジタル化し、東芝アナリティクスAI「SATLYS(サトリス)」を活用したがん治療サポートの高度化を目指すとしている。
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