日東精工は、小型アームドライバー「AD030XY」を発売した。0.2〜3.0Nmまでの低トルク帯に特化し、ビット軸の慣性モーメントを軽減させることでねじ締めを高速化した。
日東精工は2018年1月17日、小型アームドライバー「AD030XY」を発売した。希望販売価格は、73万4000円〜94万4000円。自動車部品業界、電機業界、自動機メーカーなどを主要販売先として想定している。目標販売台数は30台/年だ。
0.2〜3.0Nmまでの低トルク帯に特化し、ビット軸の慣性モーメントを軽減させることでねじ締めを高速化。従来のアーム型よりも作業範囲を明確にできるXYテーブル型を採用した。
スタート方式は「プッシュ式」「レバー式」の2種を用意。ドライバービットを押さえつけてねじ締め動作をスタートさせるプッシュ式と、スタートレバーを握ることでスタートさせるレバー式を注文時に自由選択できる。
オプションで、簡易ストッパーを最大4カ所に取り付け可能。これにより、目的箇所の上空に固定でき、締付け箇所やねじ取り出し位置を探す作業を削減する。また、手持ち部分に締付け完了表示を追加し、電子音だけでなく目視で完了を確認できるようにした。
設備構成は、KXorNXドライバーおよびコントローラー、X-Y型アーム先端ツール、スイッチBOX、各ケーブル類となる。動作範囲は、前後150mm、左右200mm、上下80mm。ドライバモーターは、KXドライバーとNXドライバーだ。
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