ロボット革命イニシアティブ協議会とインダストリアルインターネットコンソーシアムは産業用IoT領域で連携する。
ロボット革命イニシアティブ協議会(RRI)とインダストリアルインターネットコンソーシアム(IIC)は2017年11月30日、産業用IoT領域の推進において協力することで合意文書(MOU)に調印した。オートメーションと計測の先端技術総合展「SCF2017/計測展2017 TOKYO」と「2017 国際ロボット展(iREX2017)」に関連して開催された「Connected Industries国際シンポジウム」で発表した。
これにより、RRIとIICは共同で産業用IoT領域の推進のため、協力を進めていく。具体的には以下の3項目での取り組みを進める。
これらの取り組みを進めるために、RRIとIICは情報交換や意見交換を継続的に行い、共同セミナーを定期的に開催するという。
RRI事務局長の久保智彰氏は「モノづくりで培ったRRIのさまざまな実績とIICの新たなテストベッドを組み合わせることでさらに産業用IoT領域で成果を生み出すことができる」と述べている。IIC リエゾンワーキンググループ議長のワエル・ウィリアム・ディアブ(Wael William Diab)氏は「IICの活動領域は製造業に限ったものではないが、協力していくことで新たな成果をより早く生み出せる」と意義について語った。
RRIでは海外の産業用IoT推進団体との連携を進めており、既にドイツの「インダストリー4.0」を推進するプラットフォームインダストリー4.0との連携を2年にわたって推進。さらに2017年6月にはチェコのチェコ産業連盟との新たな提携も発表(※)しており、国際的な枠組み作りに向けた取り組みを強化している。
(※)関連記事:日本とチェコがインダストリー4.0推進で協調へ、チェコ首相「連携深めたい」
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