入社後に定着/活躍しやすい「社員紹介採用」を、62%の企業が実施キャリアニュース

「エン 人事のミカタ」が「リファラル(社員紹介)採用」に関するアンケート調査結果を発表。対象企業の62%が「リファラルによる中途採用を実施している」と回答した。実施理由は「入社後に定着・活躍しやすいため」が最も多かった。

» 2017年10月24日 14時00分 公開
[MONOist]

 エン・ジャパンが運営する人事担当者向け中途採用支援サイト「エン 人事のミカタ」は2017年10月17日、「リファラル(社員紹介)採用」に関するアンケート調査結果を発表した。

 この調査は、同サイトを利用している企業を対象とし、そのうち501社から回答を得た。なお、回答企業の8割が、従業員数300人以下の中小企業だった。

 まず、リファラルによる中途採用を実施しているかを尋ねたところ、62%の企業が「実施している」と回答した。

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リファラル採用の実施理由は「入社後に定着・活躍しやすい」

 リファラル採用を実施している理由として、最も多かった回答は「社員紹介で採用した社員は、入社後に定着・活躍しやすいため」(59%)。次いで「採用コストを下げるため」(56%)、「採用成功の確率が高いため」(51%)だった。

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 次に、実施企業を対象に、リファラル採用が成功した場合、紹介した社員へインセンティブを支給しているかを尋ねた。その結果「支給している」と44%が回答した。

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 インセンティブを支給している場合の、入社1人に対する支給額は「3万円〜10万円」(52%)が最も多かった。続いて「3万円以内」(28%)となっている。

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 また、リファラル採用を制度化しているかについて尋ねたところ、実施企業の33%が「制度化して、社員紹介採用を推進している」と回答した。

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 前問で、制度化して社員紹介採用を推進していると回答した企業に、リファラル採用制度がうまく運用されているかを尋ねた。その結果、「うまく運用されている」(40%)、「うまく運用されていない」(27%)となった。

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 全ての企業を対象に、リファラル採用のメリットを尋ねた質問では「採用コストが削減できる」(76%)が最も多かった。2位は「ミスマッチのない採用ができる」(57%)、3位は「他の採用手法で出会えない人材と出会うことができる」(37%)だった。この質問は、リファラル採用実施経験の有無で回答に多少の差異が見受けられ、特に「ミスマッチのない採用ができる」については、実施済み企業が65%、未実施企業は44%とギャップが大きかった。

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 一方、リファラル採用のデメリットは、1位が「不採用による紹介した社員と応募者の関係悪化」(53%)だった。続いて、「紹介した社員の退職による応募者のモチベーションダウン」(34%)。デメリットはメリット以上に実施経験の有無でポイント差が生じた。例えば「デメリットは特にない」は、全体では3位(25%)だが、実施済み企業では2位(35%)、未実施企業は5位(10%)となっている。

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 リファラル採用についての今後の対応は、リファラル採用実施済み企業は「積極的に取り組む」(22%)、「これまで通り取り組む」(65%)、「これから導入を検討する」(4%)と回答。合わせて91%がリファラル採用に前向きだった。未実施の企業も「積極的に取り組む」(2%)、「これから導入を検討する」(28%)と、30%が前向きであることが分かった。

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