多品種少量生産に1台で対応、自動化システム一体化型の同時5軸加工機:FAニュース
ヤマザキマザックは、自動化システム一体化型の同時5軸加工機「VARIAXIS i-300 AWC」を発表した。多段ワークストッカーと拡張型工具マガジンを搭載し、省スペースで多品種少量生産に対応する。
ヤマザキマザックは2017年9月下旬に、自動化システム一体化型の同時5軸加工機「VARIAXIS i-300 AWC」を発売した。省スペースで多品種少量生産を行う自動化システムへのニーズに応える。
VARIAXIS i-300 AWC は、多段ワークストッカー「オートワークチェンジャー」と拡張型工具マガジン「多連式ドラムツリーマガジン」を搭載。オートワークチェンジャーは、ストッカー内の素材と加工が完了した機内のワークを自動交換や収納をする装置。最大60kgまでのワークに対応し、省スペースで標準32個、オプションで40個のワークの交換や収納ができる。
多連式ドラムツリーマガジンは、従来機より大幅にフロアスペースを縮小したが、生産状況に応じて工具収納本数を段階的に拡張できる。これらの自動化システムは自動運転ソフトウェア「Smooth AWC」が統合管理し、ワーク、工具、プログラムといった作業者の段取りを支援する。
主軸は1万2000min-1の標準タイプに加え、オプションで高速タイプを3種類そろえた。これにより、精密部品の加工面品位の向上など、多様な加工ニーズに合わせた仕様選択ができる。
同時5軸加工機「VARIAXIS i-300 AWC」
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