自動車部品メーカーが工場見える化、IoTプラットフォームを採用へ:製造IT導入事例
米PTCは、ヒロテックが工場のモニタリングや生産効率、工場品質向上のため、PTCのIoTプラットフォーム「ThingWorx」を選定したと発表した。ダウンタイムの低減や品質向上などの効果が見込まれる。
米PTCは2017年6月8日(現地時間)、ヒロテックが工場のモニタリングや生産効率/工場品質向上のため、PTCのIoT(モノのインターネット)プラットフォーム「ThingWorx」を選定したことを発表した。
ヒロテックは、世界9カ国27カ所に設計/製造拠点を持つ自動車部品の開発・製造メーカー。マツダやゼネラルモーターズなど、大手自動車メーカーに自動車部品や設備を提供している。同社は今回、迅速なアプリケーション開発が可能なこと、接続性、機械学習機能、拡張現実機能、主要マシンクラウドサービスとの連携機能を有することなどを理由に、ThingWorxを選定した。
ThingWorxの導入により、ヒロテックではダウンタイムの低減や製品品質の向上などの効果を見込んでいる。例えば、関係者への緊急エラー報告により、システム故障までの時間を予測することで、予定外の事態によるダウンタイムの低減が可能になる。また、生産した製品のフルデジタルレポートにより、製品の品質向上が見込めるという。
さらに、AR(拡張現実)技術を用いて現場全体の状況をリアルタイムで確認することで、工場内の問題箇所の特定が可能になるとしている。
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